ニキビの発生を防ぐ

肌が乾燥しやすい人は、油性の保湿成分が配合された化粧水を使って、ニキビの発生を防ぎましょう。ニキビの発生を抑え、ニキビ跡を予防するためには、適切な化粧品を選び、正しい使用方法を守る必要があります。

ニキビは、毛包を攻撃する慢性疾患です。毛母細胞とは、毛包と毛穴のことです。毛穴は皮脂で詰まっています。毛穴から皮脂が出てくると、それが詰まって炎症を起こしやすくなり、ニキビができやすくなります。これは、肌の皮脂腺が日光や熱などの刺激を受けると、皮脂を分泌するために起こります。ニキビは、皮脂腺から通常の量以上の皮脂が分泌されることで発生します。通常、皮脂腺は1日に数滴の皮脂を分泌しています。皮脂腺が多くなり、皮脂が通常より多くなると、にきびができるのです。ニキビは通常、10代や若年層で悪化します。にきびは最も一般的な皮膚病です。

ニキビの症状

にきびは顔にできることが多く、背中や肩にできることもあります。

鼻、額、顎にできるにきびは、丘疹性にきびと呼ばれます。

あごから始まり、頬、首へと広がるにきびは、結節性にきびと呼ばれます。

背中、肩、胸、太もも、背中、お尻にできるにきびは、嚢胞性にきびと呼ばれています。

皮膚の下にできるニキビは、深在性ニキビと呼ばれます。

皮脂腺(ひしせん

皮脂腺は、皮膚にある皮脂を分泌する器官です。頭では毛根の近くにあり、腕、太もも、背中、肩、胸、腹部、臀部では皮膚の下にあります。ほとんどの皮脂腺は、開口部と呼ばれる部分から皮脂を分泌しています。一部の腺は開口部から分泌し、一部の腺は管から分泌します。顔や頬、顎、額などにある皮脂腺はとても小さく、肉眼では確認しにくいのです。

ニキビと吹き出物の見分け方

ニキビは、皮膚の毛穴に角栓が詰まったものです。

丘疹は、赤い縁取りのある隆起です。

結節は、小さく硬くなった塊です。

にきびは、炎症を起こして膿を持った小さなぶつぶつや吹き出物です。

ニキビの原因

皮脂が正常な量より多く分泌されることで起こります。皮脂の分泌、女性のホルモンの変化、栄養不足、脂っこい食事、細菌、環境、遺伝など、多くの要因がニキビの発生に影響します。
ニキビを予防・改善するためには、保湿が必要です。自分の肌に合った保湿剤が分からない場合は、まず皮膚科医に相談し、上手に選ぶとよいでしょう。また、自分の肌に合った保湿剤を使っても、季節や用途によって変えなければならないこともあります。保湿剤を使うにしても、クリーム、保湿液、マスク、オイル、ローションなど、いろいろなタイプがあります。